仕事内容を具体的に書くことで求職者に伝わる
求人の応募が増えない原因の一つに、「仕事内容の書き方が悪い」というのがあります。仕事内容のセクションは、様々な求人サービスでも大きくスペースを取っていますし、ハローワークでも、職種名の下というもっとも目を止める場所に配置し、360文字のスペースを確保しています
しかし、多くの求人が仕事内容に対して無頓着で求職者に寄り添った求人には程遠いのが現状です。仕事内容の部分は、求職者に伝わってはじめて検討されるものであり、求人の中でも重要とされている部分ということを頭に入れて読み進めていただければと思います。
今回は、仕事内容の書き方についてお伝えしていきたいと思います。
ダメな仕事内容の書き方
ハローワークで見つけた、とある法律事務所の求人票(長崎県外です)を見てみましょう。
【職種】
事務
【仕事の内容】
受付、郵便対応、書類作成・整理等の一般事務。
経験に応じて法律専門事務。主な業務は以下の通り。
・電話応対、来客時の受付、お茶出し
いかがでしょうか?
応募がないダメな求人の仕事内容のパートは、箇条書きで端的に短く、シンプルにまとめて書いてあるのが特徴です。
求人を出している企業に勤めたことがある人ならともかく、求人を見てはじめて応募しようとした人は、企業の仕事についてはまったくわかっていない状況です。
仕事を探していて目についた職種に興味を持った時、仕事内容が上記のように簡潔に端的に書かれていたらどうでしょうか。
こちらの仕事の内容は65文字で構成されています。2020年1月からリニューアルしたハローワークインターネットサービスは360文字が使えるようになりましが、こちらの求人は約300文字を活用できていません。
内容に触れるとあれですが、
「主な業務は電話応対、来客の受付、お茶出し」
これは、人を雇ってまでしなきゃいけないことなのかはとても疑問ですが今回は触れないでおきます。このような単純な仕事であっても。書き方で仕事内容を具体的にイメージさせることができるようになります。
事務所には主に、離婚や債務整理の相談やお問い合わせが多いため、内容を聞き、担当または担当弁護士から折り返す旨伝える電話応対を行っていただきます。また、相談者や依頼人が来社することが多いため、事務所入り口で御用件をお聞きし、応接室にご案内するなどの受付業務を行っていただきます。
これで140文字程度です。「電話応対、来客の受付」10文字を具体的に表現するとこんな感じでできました。
いかがでしょう?具体的に仕事の内容がイメージできたのではないでしょうか?
単純な当たり前とも思える仕事をこんな風に具体的に書き直していくことで、職種に興味を持ってもらった希少な人に、仕事内容までしっかりと伝わっていくのです。
仕事内容の書き方のポイント
仕事の内容の書き方のポイントとしては、まずは「具体的な仕事の内容を細かく書く」ことです。
また、以下のようなポイントを抑えることでイメージしやすい仕事の内容に変わっていきますので取り組んでみてください。
- その職種の1日の流れ
- どんな場所にいるのか
- 誰と仕事をするのか
- 何の機械を使うのか
- どんな商品をあつかうのか
- どんな経験ができるのか
さいごに
いかがでしたでしょうか。
伝えたつもりでも、伝え方が悪ければまったく伝わりません。内容が理解できない求人はよっぽど報酬や福利厚生などに魅力がない限り後回しされてしまいます。
今一度、求人の仕事内容の部分を見直してみて、具体的に、わかりやすく安易な表現で記載できているかどうかチェックしてみてください。
さいごまで読んでいただいてありがとうございます。
読んでいただいた企業様の求人がアップデートされ、応募が1人、また1人と増えていきますように。
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